PEARSとは
日本BLS協会(本部:神奈川県横浜市 タローコーポレーション株式会社内、代表:青木太郎)は、新人看護師向け患者急変予防コース(PEARS=ペアーズ)と同インストラクターコースの提供を開始した。
PEARSは、新人看護師が急病や容態の急変した患者に対応できず、院内で不慮の死を遂げるケースを少しでも減らそうとアメリカで開発された。
主に看護業務において不慣れな新人看護師を対象とするが、その特徴は、国内ではほとんど経験することのできない高品質の教材を使用して学べることである。
実際の患者の動画を用いるなど臨場感を再現することで臨床を疑似体験でき、実際の臨床経験の乏しい看護職でも急変患者の状態を臨床さながら評価できるようになる実践的プログラムだ。
新人看護職をとりまく現状とプログラム提供の背景
看護師免許を取得する以前の看護学生時代は、専門学校でも大学でも3年ないし4年の全国統一基準に基づく修学年限を求められるが、卒業後実務に出ると、その病院の現場環境によりその教育レベルは全く異なる。
病院によっては、患者安全の最低ラインとなる業務学習すらも受講もできずに業務に従事させるケースも見受けられ、基本ができていない状態では最新の看護理論や実践を身につけることなど到底及ばない。
PEARはアメリカの最新インストラクショナルデザインと看護理論に基づくもので、特に、看護職を養成する指導員向けのインストラクターコースが導入されたことは、看護職の基盤形成・技術の底上げも可能になり、高い技術を身につけた看護職の普及に確実に資する意味で有意義といえよう。
開催日程などの詳細
2014年3月11日と2014年3月13日は東京、2014年3月15日 横浜でそれぞれ開催される。
なお、去る平成26年2月24日(月)~25日(火)、インストラクターコースが公募型として日本で初めて開催、8名のインストラクターが誕生している。

日本BLS協会 プレスリリース
http://blsjapan.com/pears.html