アレルゲン免疫療法薬、製造販売承認
鳥居薬品株式会社は1月17日、減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬「シダトレン(R)スギ花粉舌下液」について、日本国内での製造販売承認を取得したと発表した。
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シダトレン(R)スギ花粉舌下液
シダトレン(R)は国内で初めて承認された、スギ花粉症を対象としたアレルゲン免疫療法、減感作療法薬である。舌下に投与するという、以前からある皮下注射に比べると、痛みもなく自宅での服薬が可能であるという点が特徴である。
使用方法は通常、増量期は投与開始後2週間、決められた用量を1日1回、舌下に滴下。2分間保持してから飲み込む。三週目以降の維持期には、シダトレン(R) スギ花粉舌下液2,000JAU/mLパックの全量(1mL)を1日1回、舌下に滴下。2分間保持してから飲み込む、となっている。
スギ花粉症治療の新たな選択肢
シダトレン(R)は、国内で実施した、スギ花粉症患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験において、総合鼻症状薬物スコアが、プラセボ投与群に比べ低下しており、症状の軽減が確認されている。
鳥居薬品は、シダトレン(R)が
「スギ花粉症治療の新たな選択肢として貢献できることを期待しております」(鳥居薬品プレスリリースより引用)
としている。(たなか牡丹)

鳥居薬品株式会社プレスリリース
http://www.torii.co.jp/release/2014/140117_1.html