ベトナムにおける医薬品事業拡大を図る
人工臓器や循環器などの医療用機器や、検査薬や診断薬などの医療用医薬品、また、医療用ガラス部材などの幅広い分野で、製品や技術の提供を行う「ニプロ株式会社(本社:大阪市北区、代表:佐野 嘉彦)」。
その中核企業として、ジェネリック医薬品や、医療過誤を防止するキット製品、また、各種注射剤、付加価値型の経口剤等の製造・販売などを行う「ニプロファーマ株式会社(本社:大阪市中央区、代表:小森 健次)」は、ベトナム国内2社との業務提携に関わる基本契約を締結した。
ニプロファーマでは、ベトナム国内市場で急速に高まる高品質医薬品のニーズに対応するとともに、ニプロブランドの早期浸透を主眼とし、新たな医薬品マーケットの創出支援と、ベトナム国内における医薬品事業拡大を目指すとしている。
ベトナムでの現地生産で安価な高品質医薬品を
同社が、業務提携を行うベトナム企業は、医薬品卸会社「コドゥファ社(本社:ホーチミン、代表:レ・ヴァン・ソン)」と、医療品製造会社「メコファ社(本社:ホーチミン、代表:フン・ティ・ラン)」の2社。
ベトナム国営企業最大の医薬品卸企業であるコドゥファ社の同国内の物流網を十全に活用し、また、ニプロファーマが有する医薬品製造技術をベトナム国内最大級の医薬品メーカーであるメコファ社に供与することで、現地生産による高品質医薬品の比較的安価な供給を目指すという。
また、ニプロファーマでは、コドゥファ社ならびに、メコファ社との業務提携に加え、ベトナム・ハイフォンに医薬品製造工場(ニプロファーマベトナム Co., Ltd.)を建設中。2015年4月の創業を目指し、準備を進めている。

「ニプロ株式会社 ニュースリリース」
http://www.nipro.co.jp/