31日 APA、誤用を訂正
10月31日、米国精神医学会(以下 APA)は、小児性愛は、性的嗜好ではないと発表した。APAが発行する精神疾患についてのマニュアルにある誤用は新版で全て訂正される。
この声明は、APAが新しいマニュアル「精神障害の診断と統計の手引き」でペドフィリアを性的嗜好と位置づけしたという、ネット上での騒動を受け、ワシントン・タイムズを含むマスコミが質問し、それに答える形で発表された。
「性的嗜好」と誤用 ブログから一大騒動に
一週間ほど前、南カリフォルニア大学のアネンバーグ・デジタル・ニュースが運営するNeonTommyというブログに、APAが新しく発行するマニュアルで、小児性愛と小児性愛障害との間に明らかな線引きをしたという記事が投稿された。
「新しいマニュアルによれば、小児性愛は性的嗜好または実行のない性的な好みであり、衝動脅迫と定義づけられ、性的欲望に基づいて行動する小児性愛障害とは異なる」(ワシントン・タイムズより)
以上がNeonTommyに投稿された記事だ。
この記事が注目を集め、他のニュースサイトなどで取り上げられた。APAの行動を強く非難した多くのブロガーの中には、これを同性愛問題と関連づけ、性的少数者を表すLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャアル、トランスジェンダーの頭文字)をLGBT&Pにすべきだと冗談めかす者もいた。
これを受けてAPAは、新しいマニュアルの小児性愛障害の診断基準に使われていた「性的嗜好」という言葉は、電子版では「性的関心」と訂正したと発表した。

APA to correct manual: Pedophilia is not a ‘sexual orientation’
http://www.washingtontimes.com/news/2013/oct/31/Not All Pedophiles Have Mental Disorder, American Psychiatric Association Says In New DSM
http://www.huffingtonpost.com/2013/11/01/APA Associated Pedophilia With Sexual Orientation but Claims It Was an Error
http://www.charismanews.com/us/