ジョージタウン大学病院、看護師にストレッチや芸術活動を推奨
Voice of Americaの報道によると、ジョージタウン大学病院のロンバルディがんセンターでは、看護師にストレッチや芸術活動を行うことを推奨している。多くの病院や医療機関では、看護師の精神的疲労やストレスを軽減させることを目的としたプログラムを提供しているが、この取組も同様の目的で行われているものだ。
ストレッチや芸術活動を行うことによってリフレッシュするというこの取り組みは14年前に開始され、これまで粘土やビーズなどを使用したさまざまな作品を創作してきており、他にもダンスやものを書くなどの活動も行われてきた。
自分の考えを紙に書くことにより、心拍数や血圧の低下、睡眠の質が向上するなど、身体に良い影響がもたらされるという説もあり、短時間でもこれらの活動を行うことによって、リフレッシュされ、より長くハードに働くことができるとされている。
芸術活動を行うプログラムの参加者によると、出入りは自由で、患者からの呼びだしなどがあった場合はいつでも退出し、時間が空いた時に戻ってくることができるシステムになっている。
非常にストレスが大きい職業である看護師
看護師という職業は非常にストレスが大きい職業とされている。特にがんセンターは、末期がん患者の死亡する直前の苦しむ姿を見つつ仕事を行うことがあり、患者のことが頭から離れないといった状況になることもある。
プログラムは、マスターすることではなく、頭をストレスから解放させることに主眼をおいている。この取り組みはがんセンターから、病院全体にまで広がっており、関係者の一人は、看護師は24時間体制で働く職業であるので、夜間に勤務する看護師も含め、全ての看護師がこれらの活動を行えるような新しい方法を見つけたいと語っている。

Georgetown University Hospital's Lombardi Cancer Centerホームページ
http://lombardi.georgetown.edu/