ミャンマーで最大の市民団体の設立者
アジアのノーベル賞と言われているマグサイサイ賞を、ミャンマー出身の女性が受賞した。
今回受賞したのは、Lahpai Seng Raw氏。健康福祉や農業、また、カチン州における平和に取り組む、ミャンマーで最大の市民団体の設立者だ。キリスト教徒でカチン族ながらも、政府と反乱者たちの双方とともに活動に取り組んだことが評価された。
マグサイサイ賞は、1957年に設立され、アジアで最高、かつ最大の栄誉として評価されており、私利私欲のない活動にたずさわった個人と団体に対して、毎年贈られている。これまでに、マザー・テレサやダライ・ラマ14世、また市川房枝や黒澤明、平山郁夫や中村哲などが受賞している。
リーダーシップが評価される
受賞理由は次の通り。
「静かながらも奮い立たせるような、かつ包摂的なリーダーシップが、深い民族的分断の長期にわたる武力紛争の中心にあって、傷を負ったコミュニティを再生しエンパワーするとともに、国内のNGO団体を強化し、非暴力による参加と対話の文化を、ミャンマーの平和的な未来の基礎となるよう普及させたこと」(公式サイトより)
8月31日に行われる授賞式では、メダルと賞金が贈呈される。

マグサイサイ賞 公式サイト
http://www.rmaf.org.ph/