満を持して、世界制覇へ
工学院大学は23日新宿キャンパスにおいて、10月にオーストラリアで開催される世界で最大級のソーラーカーレース「World Solar Challenge」に参加するために開発したマシンを公開しました。
これは同大の学生プロジェクトの1つであり、工学部機械システム工学科、濱根洋人准教授の指導のもとに、学生34名が参加しているチームです。
プロジェクトチームの設立は2009年にさかのぼり、以降着実に実績を重ね、昨年は国内大会「World Green Challenge」で優勝を果たしました。そしていよいよ10月、満を持して世界の頂点に立つべくチャレンジします。
これまでの常識をくつがえすマシン
同大が開発したマシンは、これまでのソーラーカーの常識をくつがえす4輪・定住新型。さらに改良を加えられた新型マシンで、安全性よりもスピードを優先する「3輪・薄型」が主流だったソーラーカーの世界に、新たな時代をもたらします。
「World Solar Challenge」は、オーストラリア大陸を南北に縦断、北のダーウィンから南のアデレードまで総延長3,021kmを走破する世界最大級のソーラーカーレースです。初回の開催は1987年ですでに20年以上の歴史がある大会です。
当初は企業チームが優勝していましたが、近年は大学のチームが優勝を手にしています。2009年と2011年には日本の東海大学が優勝しています。

工学院大学ソーラーカープロジェクト 公式サイト
http://www.kogakuin.ac.jp/feature/curiosity/feature_project01.htmlWorld Solar Challenge 公式サイト
http://www.worldsolarchallenge.org/