大正製薬が独占的販売権を取得
7月31日、ビオフェルミン製薬株式会社は、親会社で大正製薬ホールディングス傘下の大正製薬株式会社との間で、ビオフェルミン製品の販売・輸出の独占契約を締結すると発表した。
武田薬品工業から大正製薬へ
ビオフェルミン製薬は、活性乳酸菌製剤「ビオフェルミン」の製造販売に特化した会社である。ビオフェルミン製品の国内外でのほとんどの販売は、契約に基づいて武田薬品工業を通じて行われてきた。ビオフェルミン製薬は、契約の有効期間が平成27年12月末に満了することを受けて、契約を継続するかどうかを検討していた。
国内取引に関しては、有効期間満了前の平成25年12月末に合意解除し、大正製薬にビオフェルミン製品に関する独占販売権を付与することとした。輸出取引に関しては、平成27年12月末で終了し、同様に大正製薬に独占販売権を付与する。
ビオフェルミン製薬の議決権所有割合の約10.2%(1216897株)は、武田薬品工業が保有している。今回、大正製薬は、販売合意に合わせて武田薬品工業からビオフェルミン製薬の議決権所有割合の約8.15%(972320株)を譲渡することで合意した。
大正製薬は、国内での販売について、一定期間、武田薬品工業に販売権を付与し国内取引を行っていく。また、台湾・香港への輸出取引については、武田薬品工業グループから大正製薬グループの現地法人が現地輸入承認の移管を受けることで合意した。

お知らせ ビオフェルミン製薬株式会社
http://www.biofermin.co.jp/ir/oshirase/h25_takeda_taisyo.pdfニュースリリース 大正製薬株式会社
http://www.taisho-holdings.co.jp/release/2013/2013073101.pdf