インドネシアのさらなる近代化に貢献
清水建設株式会社は、インドネシア不動産「Grage Trimitra Usaha(グラゲ・トリミトラ・ウサハ)」から大型複合施設建設を受注した。清水建設は幹事会社の立場。合併事業として建設を進める。
清水建設の品質管理とインドネシアでの施工実績等を高評価。約84億円で受注を承諾した。近日中に契約を締結する。2案件の合計受注金額は254億円に及ぶ。先日のインドネシア州政府による大規模シールド工事受注に続く大規模案件だ。
インドネシア首都ジャカルタでは、さらなる近代化に向けて開発中。インフラ整備や工業団地の案件が多々あり、需要が高まっている。清水建設では、さらなる受注の可能性を期待している。
(画像はプレスリリースより)
大型複合施設の工期は約3年間 最先端のエコビル
受注した大型複合施設建設工事は「シマトパン・ミックスド・ユーズ・プロジェクト」。ジャカルタ市の中でも特に経済発展がめざましい場所にあり、商業施設とオフィスビルを兼ねている。
建物は、地上31階、塔屋1階、地下5階、延床面積9万7641平方メートル。工期は2013年6月から2016年2月まで。約3年間だ。
自然環境との調和を配慮したデザインを採用。2012年施行の環境法令にも準拠した最先端のエコビルになる。
地下鉄を5年間かけて建設 高度技術が必要な部分を受注
一方、州政府から受注したシールド工事は、インドネシア初の地下鉄「ジャカルタMRT南北線1期工事」。ジャカルタ市内を南北に走る全長15.7kmの地下鉄だ。こちらは大林組などとの合併事業となる。高度な技術力が要求される部分を約170億円で受注。2013年6月から2018年3月まで約5年間の工期が予定されている。
(画像はプレスリリースより)
ジャカルタ市内では、経済発展に伴い交通渋滞が深刻化。公共交通機関の利用を促す。

インドネシアで大型工事を相次いで受注
http://www.shimz.co.jp/news_release/2013/2013013.html清水建設株式会社
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