買収はデルファイのコネクターのポートフォリオを強化
デルファイ・オートモーティブPLCは9月22日、独自のオン・ガラスコネクターのリーディングプロバイダー、 アンタヤ・テクノロジーズ社(以下、アンタヤ)を買収する正式契約を締結したと発表した。
買収により急速に成長している自動車の電気コネクター事業において、同社のポートフォリオを強化を図る。
アンタヤは、中国や欧州で拡大する顧客を基盤に、北米で自動車用ガラス業界向けオン・ガラスコネクターの最大メーカーである。
アンタヤまた、別の成長分野である無鉛コネクターも供給している。これは、世界的完成車メーカーが自社の車両に無鉛の部材を求める傾向にあるためだ。
(画像はアンタヤ社HPより)
独自のオン・ガラスのコネクタ技術はデルファイの機能を拡張
ロドニー・オニール、デルファイ社最高経営責任者(CEO)兼社長は、以下の様に語った。
私たちの既に強力な電気コネクター事業に、重要な新しいコネクター技術が追加されることにおいて、アンタヤとデルフィとは、優れた戦略的適合性があります。
アンタヤの製品は、デルファイの電気/電子の設計概念のポートフォリオにガラスの適用分野を拡張し、新規顧客を獲得して、車両ごとの電子部品の追加搭載を推進します。
この取り引きは、成長機会に資本を配分するという私たちの戦略と一致しており、自動車のコネクター分野に、デルファイのリーダーとしての地位を強化します。(プレスリリースより引用)
アンタヤは電源端子、アンテナアッセンブリー、キーレスエントリー、タイヤ空気圧監視および、自動車用電子機器のためのその他のカスタムコネクターアセンブリーを含む、オン・ガラス製品の広い範囲を供給している。
「デルファイに参加することは、私たちの事業を拡大し、成長を加速させる絶好の機会です。デルファイは私たちに、一層の世界的展開の足跡を活用する機会を与えてくれます。」とジョン・ペレイラ アンタヤ最高経営責任者(CEO)兼社長は述べている。
「重要なことは、この取り引きが自動車業界における、私たちの地位を大幅に強化することです。そして私たちはより高いレベルのサービスを提供し、お客様をサポートすることができます。」と続けた。
取り引きは規制当局の承認時期にもよるが、2014年の第4四半期に完了する予定である。取り引きの条件は明らかにされていない。

デルファイ・オートモーティブのプレスリリース
http://delphi.com/about/news/media