メガオートサプライヤーの誕生
自動車部品サプライヤーである独NF社は15日、同業である米TRWオートモーティブの買収を発表。7月から交渉を続け、約135億ドル(約1兆4445億円)で契約が帰結した。
この事により、300億ユーロ(約4兆1700億円)を超える売り上げと138,000名の従業員を持つ自動車部品業界第3位のメガオートサプライヤーが誕生した。
(画像はプレスリリースより)
独ZF社とTRW社のパートナーシップ
ZF社はドライブ・ライン(動力伝達系統)を得意とし、特にオートマチックトランスミッションでは世界シェアの半数近くを有する。一方、TRW社はエアバッグの生産、ブレーキシステム及びドライビングアシストセンサーといったパッシブセーフティ技術の開発を得意とする。
TRW社はZF社の傘下に独立した事業として入り、ZF社のパートナーとして供に燃費効率、安全性能の向上、自律運転のメガトレンドを推進して行く。
ZF社の会長兼最高経営責任者(CEO)であるステファンソマーは以下のように述べている。
「今回の買収はパートナーシップが目的です。我々はTRW社員を心待ちにしています。密接に協力する事で2社の素晴らしいコンビネーションの持つポテンシャルを最大限引き出します。デトロイト(米国ミシガン州)メトロエリアはTRW社のビジネスの中心地として存続します。大きくなった新会社から両社の従業員がより充実したキャリアを得る事を期待しています。」(ZF社プレスリリースより引用)

ZF社プレスリリース
http://www.zf.com/corporate/en/press/
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