主な理由は「服用するのをつい忘れてしまうから」
2014年8月21日、日本調剤株式会社は1021人を対象にインターネット上で行った「処方薬の飲み残しに関する意識調査」の結果を発表した。
対象は全国の20代から60代以上の男女で、1ヵ月以上継続して薬を処方されたことのある人。調査期間は2014年7月25日から28日までであった。
これによると、「処方された薬に飲み残しが生じることはありますか。」という問いに対し、回答は「よくある」が14.7%、「たまにある」が39.2%となり、半数以上が処方薬に飲み残しが生じる場合があるとした。
その理由については多いもので「服用するのをつい忘れてしまうから」が65.8%、「体調回復などにより飲む必要がなくなったから」が30.0%などとなっている。
(画像はニュースリリースより)
飲み残しは「保管しておく」が最多
このように飲み残した処方薬は、本来、薬局に持参し、次回の処方時に医師に調整してもらうことが望ましい。だが今回の調査で飲み残し薬がある場合の対処法を聞いたところ、「保管しておく」が最も多く51.5%であった。
薬には有効期限があるため、長期保存した薬を再び服用することは避けなければならない。さらに、同じ症状でも治療法が異なってくるケースが考えられるため、家族や友人、知人にあげるのも同様に避けたほうがよい。
「処方薬の飲み残しに関する意識調査」を行いました/日本調剤株式会社
http://www.nicho.co.jp/corporate/info/11546/