増税以降、天候の悪化傾向が続く
株式会社東京カンテイは7月24日、2014年6月度中古マンション価格天気図を発表した。三大都市圏、東北、北陸、中国地方で天候が悪化している。消費増税以降、中古マンション価格は下落傾向が続いている。
(画像はプレスリリースより)
晴れの地域は12地域を維持し、雨も3地域と変化はなかったが、小雨が5から6へと増加、薄日が17から12へと減少、曇が10から14へと増加した。晴れの地域が依然多いが、天候は確実に悪化している模様だ。
5月は薄日が17地域あったが、そのうち晴れに改善したのが2地域、薄日を維持したのが9地域、そして曇に悪化したのが6地域あった。
5月から改善した地域は7から4地域と減少し、維持した地域は21から33地域へと増加、悪化した地域は19から10地域となった。
三大都市圏の70平方メートル換算価格の推移
首都圏の平均は2,831万円と前月比0.4%下落した。そのうち、東京都が3,784万円と同0.6%下落している。上昇したのは千葉県(1,842万円、同0.7%増)と埼玉県(1,849万円、同0.9%増)であった。
近畿圏の平均は1,806万円と同0.3%上昇した。そのうち、大阪府が1,844万円と同0.3%上昇している。また、兵庫県は1,764万円(同1.1%増)、京都府は2,258万円(同0.2%増)であった。唯一下落したのは奈良県1,177万円(同1.8%減)であった。
中部圏の平均は1,467万円と同0.2%と続落している。唯一上昇したのが愛知県(1,537万円、同0.4%増)であった。岐阜県が1,159万円(同3.1%減)、三重県が1,124万円(同1.7%減)、静岡県が1,179万円(同0.9%減)であった。

東京カンテイ 6月度中古マンション価格天気図
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/WR201406.pdf