私募リートの設立
住友商事は100パーセント子会社である住商リアルティ・マネジメント株式会社が私募リートの組成を目的として、「SCリアルティプライベート投資法人」を2014年8月に設立することを発表しました。
今回の私募リートは非上場オープンエンド型私募不動産投資法人で、2010年に国内で創設されて以来、市場が拡大。その背景には長期的な安定運用を期待している投資家のニーズがあると言われています。
私募リートの概要
同社では2015年1月までに住友商事が開発及び保有する物件を組み入れて、およそ300億円程度で私募リートの運用を始める予定です。その後の計画としては、当該リートに、物流施設、オフィスビル、ホテル、商業施設、住宅系施設などの資産も加えて、このリートを総合型私募リートにすることを目標。5年後には2,000億円規模の拡大を目指すとのこと。
今回のリートは住友商事がメインスポンサーとなる唯一のリートという特徴があり、住友商事グループ各社が有している不動産経験ノウハウを最大限に活用することで、住友グループの総力を挙げて持続的かつ長期的な成長を目指していくことを表明。
今回の私募リート事業への着手により、同社では投資家に対して新しい投資の機会を提供するだけでなく、不動産投資市場のより一層の発展に貢献することを目指しています。

住友商事 ニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/