認知症予防へ
パラマウントベッドは、2014年6月1日より、「MCI判別ツール」の販売を開始する。
日本国内販売総代理店であるミレニアと業務提携し、病院やクリニック、自治体などへ導入。初年度の販売目標は、100施設を目指すという。
(画像はニュースリリースより)
新商品概要
「MCI判別ツール」は、アメリカで研究・開発された認知機能チェックの日本語版で、認知症予備軍とされるMCIの状態かどうかを判別するものだ。
インターネット上のプログラムを用いて、実施者と対象者の対話形式で行うもので、実施時間は約10分。実施終了後すぐに判別され、正確性は97%だという。
なお、結果は0~100の指数で表され、49.8未満の場合にはMCIの疑いがあることが分かる。結果は全てデータベースに保存されるため、過去の数値と比較するなど、長期的に対象者の経過をみることもできるのが特長だ。
早期発見の重要性
MCIは認知機能の低下がみられる最も初期の状態だが、放っておくと進行し、約50%の割合で認知症になる可能性があるという。
一方、最近の研究では、適切な生活習慣改善などで、認知症への進行を防ぐこともできるとし、パラマウントベッドではMCIの早期発見と専門医への相談が、認知症予防に重要な役割を果たすと位置づけている。

パラマウントベッド・ニュースリリース
http://www.paramount.co.jp/news/detail/6909/