第37回サンアントニオ乳がんシンポジウムで発表
東京都に本社を置くエーザイ株式会社は、米国サンアントニオにおいて2014年12月9日から13日までの間開催される「第37回サンアントニオ乳がんシンポジウム」において、同社が創製したハラヴェンについて得られた最新データを発表することを2014年12月2日に発表した。なお、ハラヴェンの一般名はエリブリンメシル酸塩。
今回の発表の概要とは
同社ではハラヴェンについて、臨床での有用性を立証するだけではなくその価値を最大化することを目的として、新薬として承認された後も継続的に複数の臨床試験を実施している。今回の乳がんシンポジウムにおける発表では、同社が取り組んでいる乳がん治療に対する取り組み及びその研究成果を示すものだ。
今回発表する内容は合計5つで、「転移性乳がん患者を対象としたエリブリンとカペシタビンの併用効果と安全性の検討:非盲検。用量設定第II相試験」、「局所再発・転移性HER2陽性乳がん患者を対象としたエリブリンとトラスツズマブ併用1次療法のQOL:多施設共同、単一群第II相試験結果」などが含まれる。
同社ではがん関連領域に対して経営資源を積極的に投入しており、最先端のがん研究から革新的な薬の創造を目指していくことを表明している。

エーザイ ニュースリリース
http://www.eisai.co.jp/