サービス産業8月の売上高、前年同月比0.8%増
総務省は10月30日、「サービス産業動向調査」平成26年8月分結果(速報)を公表した。
サービス産業の8月の売上高は、28.8兆円、 前年同月に比べ0.8%の増加で、10か月連続の増加。また、 サービス産業の8月の事業従事者数(事業所・企業等単位の集計)は、2850万人で、前年同月比0.7%の増加となっている。
(画像は同調査結果より)
需要状況DIは「情報通信業」がプラスのほかは8産業全てマイナス
産業別の月間売上高では、9分類中、増加は「サービス業(他に分類されないもの)」(2.9兆円、前年同月比2.1%増)、「学術研究、専門・技術サービス業」(1.9兆円、同1.7%増)など7産業、減少は「生活関連サービス業、娯楽業」(4.1兆円、同0.5%減)、「情報通信業」(4.4兆円、同0.3%減)。
需要状況は、前年同月比、「増加した」が17.6%、「減少した」が20.6%、「特段の変化はない」が57.5%で、「増加した」から「減少した」を減じた需要状況DIはマイナス3.1 。需要状況DIは「情報通信業」がプラス1.0のほかは、「生活関連サービス業、娯楽業」がマイナス7.6、「運輸業、郵便業」がマイナス6.1など8産業が全てマイナス。
産業別事業従事者数の増減については、増加は「情報通信業」(198万人、前年同月比2.2%増)、「医療、福祉」(672万人、同1.5%増)など6産業、減少は「運輸業、郵便業」(366万人、同0.2%減)となっている。

総務省統計局 「サービス産業動向調査 調査結果」
http://www.stat.go.jp/data/mssi/kekka.htm