保険金は支払われるか?
首都圏直下型地震の不安が増大する中、注目が高まる地震保険だが、実際の支払いには不満を抱く人が多いようだ。23日のNHK「クローズアップ現代」が報じた。
「見舞い」に査定基準は不要
地震保険は単独で加入することができない。火災保険に付け加える形で加入するものだが、「補償」の性格が強い火災保険に比べ、「見舞金」のようなものと見なされているため、査定基準などもあいまいだ。
全損、半損、一部損という3つの区分に分かれる。
地震保険の支払いには、区分が3つしかない。全損(損害率50%以上)、半損(損害率20~49%)、一部損(3~19%)となっている。
全損は100%、半損は50%の保険金が下りるが、一部損になると5%しか支払われない。
損害率19%と20%では、損害がたった1%しかかわらないのに、保険金は45%も異なるのだ。しかもその1%の違いを検証したくても、損害査定のくわしい根拠を損害保険会社の多くは開示しない。
大地震の際には、保険金が巨額に上るため、できるだけ支払いたくないのが、保険会社の事情だ。

◆NHK クローズアップ現代
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/index.cgi