京都大学がトマトから脂肪燃焼成分を発見
京都大学(京大)は2月10日、トマトから脂肪肝、血中中性脂肪改善に有効な健康成分を発見し、肥満マウスを用いた実験でその効果を実証したと発表した。
健康に良いトマト
トマトは世界で最も生産量の多い野菜であり、トマトジュースやトマトソース、はたまたケチャップまで生食だけでなく幅広く利用・消費されている。
ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、トマトは健康のためにとても野菜として知られている。
トマトに含まれるカロテンやリコペンなどの抗酸化成分が健康に良いということは日本の健康番組でも良くとりあげられ、いまや常識であろう。
トマトジュースに脂肪燃焼成分がいっぱい
今回の実験では、これまで知られてこなかった新しい成分「13-oxo-ODA」が発見されることになった。そしてこの成分は、嬉しいことに「脂肪燃焼作用」を有しているというのだ。
13-oxo-ODAはトマトにも含まれているが、特に「トマトジュース」中に多く含まれているらしい。
「トマトジュース」を飲むことで脂肪が燃焼しやすくなるというのであれば、これは飲まない手はないだろう。
この研究結果から、もしかすると「トマトが赤くなるとエステ会社が青くなる」ということわざができるかもしれない。
編集部 鈴木真美
トマトから脂肪肝、血中中性脂肪改善に有効な健康成分を発見:効果を肥満マウスで確認
http://www.kyoto-u.ac.jp/