世の中にはたくさんの家電があふれている。今、どんなものをどうやって購入しているのだろうか。インターネットコムとgooリサーチが、「家電」について2回目の調査を実施した。
調査結果
調査対象は、全国10代~50代以上のインターネットユーザー1,070人。男女別では、男性が53.1%、女性が46.9%。年齢別では、10代が16.8%、20代が17.6%、30代が21.2%、40代が16.2%、50代以上が28.2%であった。
所有している家電を調べると、1位「冷蔵庫・冷凍庫」(97.4%)、2位「洗濯機」(96.5%)、3位「掃除機」(94.1%)、4位「電子レンジ・オーブンレンジ」(91.9%)、5位「地デジ対応テレビ」(90.5%)の順だった。いわゆる白物家電=生活家電は、なくてはならないものとして定着しており、また、「地デジ対応テレビ」の所有率は、地デジへの完全移行を反映していると思われる。
また、直近3ケ月に家電を購入した人に購入手段を聞くと、インターネット通信販売については、製品の種類によって、利用率がまったく違うことが分かった。利用率の低いものは、「エアコン」(7.7%)、「冷蔵庫・冷凍庫」(4.4%)、「洗濯機」(3.2%)、「電子レンジ・オーブンレンジ」(7.8%)など。比較的大型で、部屋での設置場所を考えたり、工事などが必要なものは、通販では情報が十分ではないのだろう。
反対にインターネット通販の割合の高いものは、「携帯用音楽プレーヤー」(33.3%)、「除湿機・加湿機」(33.3%)、「空気清浄機」(25.7%)など。現物を見なくても、性能や大きさがイメージしやすいものばかりだ。
このように、消費者が店頭で買うか、ネット通販で買うか、買うものによって上手に使い分けている姿が明るみになった。店頭は実物が見られ、性能が実感できるという利点があり、ネット通販は買う作業が楽だという長所がある。大きなものは店頭で、小さなものはネット通販という傾向は今後も続いていくだろう。
インターネットコムgooリサーチ