12月28日同時発表
今年は東北の震災で電力の供給事情が悪化して以来、国をあげて節電の要請がされています。各家庭もさることながら「企業の節電努力」も積極的になされています。今回、日本IBMの技術で日本生命保険相互会社の(以下、日本生命)大阪府内のデータセンターにおいて空調設備の消費電力を削減したことが発表されました。
データセンターはその性格上、一定の基準を満たす場合には電力の制限が緩和されています。しかし日本生命は、今までにも地球環境保護の取り組みを全社でしており、今回はまた、空調設備の消費電力のさらなる節減を実現しました。
前回よりいっそうの節電取り組み
日本生命は前回の取り組みで年間約610トンのCO2排出量削減に相当する節電ができました。前回は、空気の流れを効率化して空調消費電力を削減したのに対し、今回は冷気を閉じ込める施策により、データセンターのさらなるエネルギー効率化を実現しました。
IBMの「気流制御ソリューション」を活用し、データセンター内の冷気と暖気の分離を実現して、同時にラック内のIT機器間の隙間をパネルでふさぐといういろいろな方法を適用することによって、空調設備の運転効率を大幅に上げました。
よりいっそうの節電結果
これらの取り組みで、1か月という短かい期間で、データセンターの空調設備の消費電力を約20%減らすことができました。これは、年間約130万kWhの空調設備の電力削減となり、年間では約404トンのCO2排出量削減に相当する数字です。
また日本生命は、冬季の節電要請に答え、全社を挙げて照明の間引き、空調設定温度の調整、OA機器の省電力モードの徹底などを行っています。
日本生命
http://www.nissay.co.jp/news/2011/pdf/20111228.pdfIBM
http://www-06.ibm.com/jp/press/2011/12/2801.html