しばしば魔法使いを斬首に
サウジアラビアの国営通信、サウジ通信は魔術を用いたとして有罪になった女性が12日、同国で斬首刑に処された、と報じた。
サウジでは今年9月には、スーダン人が同じく「魔術を使った罪」で斬首されている。
魔法はイスラムを冒涜
12日に処刑された女性は、アミナ・ビントゥ・アブドゥルハリム・ナサルさん。警察のスポークスマンによると、ナサルさんの家からは魔法に関する書籍や魔法に使用されたと見られる液体などが見つかったという。
またナセルさんは液体を病気の治療に用いており、1瓶800ドルで販売していた、とも言われる。
イスラム法であるシャリアを厳格に適用するサウジでは、魔法や魔術はイスラム教を冒涜するものとして死刑の対象になる。
昨年から急増する死刑
国際人権団体、アムネスティ・インターナショナルによると、サウジでは2011年に入って79件の死刑が執行されている。2010年の27件から3倍近い急増ぶりだ。
外国人労働者の多いサウジでは、住民の1/4が外国籍を持つ。死刑囚の多くはこの外国人と言われる。
◆AFP BBNEWS
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2846001/8202299