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2024年11月23日(土)
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福島の小中学生調査 放射線の理解が乏しい実態が明らかに

福島の小中学生調査 放射線の理解が乏しい実態が明らかに

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約4割が放射線に対する理解乏しく
3月19日付の山形新聞の報道によると、東京電力福島第1原発事故で避難し、福島県内にとどまる子どもに対し、共同通信がアンケートを行った結果、回答者の約4割が「放射線をあまり分かっていない」ことが判明したと報じている。事故が起きた福島でさえ、子どもの放射線への理解が乏しい現状が浮き彫りになった形だ。
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今回のアンケートは東京電力福島福島第1原発事故による警戒区域、計画的避難区域を抱える福島県11市町村のうち、協力を得られた8市町村(双葉町、南相馬市、飯舘村を除く)の小学5年と中学2年を対象に、2月上旬以降、子どもたちが通う学校に調査用紙を配って無記名で答えてもらい、3月上旬までに小学生126人、中学生99人の計225人が回答した。

事故後、危険を初めて認識
内容は「放射線にどういう印象を持っているか?」「放射線が怖いのはどうしてか?」「原子力発電所は必要だと思うか?」など8項目。アンケートでは、回答者225人の約4割にあたる95人が「放射線をあまり分かっていない」と答え、このうち「放射線を怖い」と答えた回答者(103人)に対して、放射線が怖いのはどうしてかを尋ねたところ、「事故で初めてたくさん浴びると危険と知った(84人)」が圧倒的に多く「事故前からたくさん浴びると危険だと知っていた(17人)」を上回る結果となった。

また、今回の原発事故によって、外遊びや食事の面など日常生活でも制限を受けているにも関わらず、原子力発電が必要かどうかについての問いには、半分が「必要だと思う」と回答したことも明らかになった。

今後、放射線の怖さや原発のリスクについて、政府と地方自治体が一体となって指し示していく必要があるようだ。

外部リンク

山形新聞
http://yamagata-np.jp/feature/shinsai/index_pr.php?kate=Main&no=2012031801001714
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