株式会社ナブラ・ゼロは、任意の高さに設定した津波が襲来した場合の浸水被害を知ることができるiPhone向けの無料防災教育アプリケーション『AR津波カメラ』をリリースした。
身近な場所で被害を実感
『AR津波カメラ』は、津波が襲来した場合「どこまでが浸水するのか」を、AR(拡張現実)を用いて風景に重ねて表示することができるアプリだ。
本アプリでは、距離と角度から高さを導き出す三角法が使われている。目標とする建物などの前に立ち、津波の高さ、自分の身長、対象までの距離を設定する。後は目標をターゲッティングしつつ角度を変えて2回タップすれば、画面上に水位が表示されるのだ。
本アプリにより、「想定した高さの津波が襲来した場合の浸水被害」を現実の風景として確認することができるため、より実践的な防災教育が可能となる。もちろん、全国どこでも使用できるため、「万一津波が襲来した場合、このビルなら何階に避難すれば良いのか」を知ることもできる。
『AR津波カメラ』はApp Storeにてダウンロード提供される。料金は無料となっている。
Editor's eyes
「もし津波が襲来した場合、○メートル浸水する」と言われてもピンと来ないのが通常の感覚だろう。しかし、本アプリを使用すれば、良く知った建物で視覚的に確認することができるのだ。防災教育に必須のアプリと言えるかもしれない。
株式会社ナブラ・ゼロ詳細ページ