米司法省がGoogleに罰金
米司法省はインターネット検索大手Googleに対して、5億(約411億円)ドルの罰金を科したことを2日に発表した。
処方箋なしでドラッグが買える
Googleでは、各種のアドワース広告を掲載している。今回罰金の対象となったのは、このうち処方薬の広告掲載について。
たとえばカナダのドラッグストアが掲載した広告にアクセスすると、処方箋が必要な薬品をインターネット上で診察を受け、処方薬を輸入することができる。
本来は医師の診察と処方箋が必要な医薬品をGoogleの広告を経由して、ネット上で購入できることになる。
CNNのレポーターが試したところ、簡単に抗うつ剤が購入できたという。
こういったシステムについて、2003年ごろから当局により改善を求められてきたが、対策を講じなかったため、罰金を科されることとなった。
5億ドルの分配
巨額の罰金は、地方の機関と司法省で山分けされる。3億3000万ドル分は9つの地方機関、州、連邦機関などで分配。
残りの1億7000万ドルは司法省の財産没収ファンドに納められる。
◆Google
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