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2024年05月05日(日)
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アスピリン服用で加齢黄斑変性症の発症リスクが増加 豪研究

アスピリン服用で加齢黄斑変性症の発症リスクが増加 豪研究

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アスピリンが網膜を損傷
アスピリンを定期的に服用する人は、網膜を損傷する恐れがあるという研究結果が、12月19日の米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association)に発表された。

論文を発表した豪の研究者らは、週1回、アスピリンの服用は、加齢黄斑変性症(AMD)の発症リスクを高める危険性を示唆している。

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(この画像はイメージです)
加齢黄斑変性症(AMD)について
加齢黄斑変性症(AMD)は、高齢者に発症する病気で、眼球の内面を覆う神経の膜である網膜中央の黄斑部が破壊されて見えなくなる病気である。

膜の中央の黄斑部が障害されるために、視野の中心部分が暗く見えにくくなる中心暗点が主な症状で、これに伴い、視力低下や変視症(物がゆがんで見える)などもよくみられる。

日本では視覚障がい者手帳の交付原因疾患の第4位であり、高齢者の失明原因のひとつだ。ただ、加齢黄斑変性における失明は「社会的失明」と呼ばれ、中心の視力障害をきたすものの、光を全く感じられなくなるわけではない。

先進国では、高齢者における失明の最も一般的な原因である。アメリカでは中途失明原因の第1位で、ドイツでは毎年推定5万人が発症しているという。

定期的服用者の9%が発症
以前の研究で、アスピリン中の作用物質アセチルサリチル酸を心筋梗塞や脳卒中の予防のために摂取すると、眼疾患を促進する可能性があることが示されていた。

シドニー大学のジェラルド・Liew博士らは、加齢黄斑変性症(AMD)の発症率と定期的なアスピリンの服用との関連を、2389人を対象に15年間にわたって調べた。そのうち、257人(10.8%)が週に1回、アスピリンを服用。最終的に63人が滲出型加齢黄斑変性症(AMD)を発症した。

5年後には、定期的服用者の1.9%が、10年後には7%、15年後には9.3%が疾患を発症した。非服用者では、5年後0.8%、10年後1.6%、15年後3.7%だった。

アスピリン常用で、滲出型加齢黄斑変性症(AMD)の発生率が増加することが関連付けられた。

研究者は、アスピリンを処方する際、このようなリスクを考慮するよう勧めている。ただ、それぞれのケースで、アスピリン服用の利点とリスクを検討する必要がある。

外部リンク

米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association)
http://jama.jamanetwork.com/

シドニー大学のプレスリリース 1月23日
http://sydney.edu.au/news/83.html
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