不妊治療中の乳がん
アメリカの人気芸能リポーターとして活躍するジュリアナ・ランシック(38)。彼女は夫であるビル・ランシック(41)との子どもが欲しいと不妊治療を行っていた。
そんな中、2011年9月、乳がんの宣告を受け、テレビでその事実を告白し話題を呼んだ。その後手術を受けたものの、病巣が切除し切れず再発の可能性が高いという医師の宣告に、両乳房切除手術を受けることを決意したのだ。
代理母出産と倫理問題
手術後、夫婦は代理母出産を行うことを決意。これは、自らの子宮で妊娠できない女性が、夫と自分の受精卵を第三者の女性の子宮に移植し、出産を依頼するというものだ。そして2012年8月29日に、長男エドワード・デューク君が誕生した。
(画像はイメージです)
無事元気な赤ちゃんを授かることの出来たジュリアナ・ランシックは、子育ては想像以上に楽しく、素晴らしいものだと目を輝かせている。
代理母出産はアメリカでは不妊を抱えた夫婦が子どもを得るための、比較的ポピュラーな方法の1つである。しかし、倫理上の問題や、代理母になる女性の精神的、肉体的負担が大きいという理由から日本では原則として認められていない。
代理母出産には、乗り越えなければならない様々な課題が残っている。代理母出産の是非に関する議論を、これからもっと進めていく必要がある。
Techinsight
http://japan.techinsight.jp/2012/10/