世界同時株安は恐慌の足音?
米国債格下げを機に発生した株安は、欧州、アジアを巻き込み世界同時株安へと発展した。
8日のニューヨークダウは前週比634.76ドル安と史上6番目の下げ幅を記録。日経平均も8月9日には一時440円安となり、4カ月ぶりに8700円を割り込んだ。
東京外国為替市場の円相場も、日銀介入の効果は薄く、円高に歯止めがかからない。
震災が日本経済の足を引っ張る
日本にはさらに、3月に発生した東日本大震災というハンディもある。2010年まで3年連続で自動車の販売台数世界第一位を誇ってきたトヨタ自動車だが、今年7月までの販売台数は前年に比べ11%下落。GMやフォルクスワーゲンに抜かれ、世界第三位に下落した。
回復する? それとも……
9日のニューヨーク市場は急反発を見せた。米連邦準備制度理事会(FRB)がさまざまな対策を打つ用意がある、と発表したため。10日の日本市場もこれを好感し、大きく上げて始まった。
ただ、依然として、米国には巨額の負債がある。欧州にはイタリアやスペインといった経済不安を抱える国があり、日本には東日本大震災の被害や、今後も広がるだろう放射能汚染といった問題が根深い。
世界同時株安がFRBの声明一つで収まるものか、注視する必要がある。

◆トヨタ自動車
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