現場労働者は日当の8%しか受け取っていない!
4日都内で開かれた日弁連のシンポジウムで、福島第一原発で働く作業員の労働条件が過酷である、と報告された。
東電から支払われている日当10万円は、何層もの下請け会社に搾取され、最終的に作業員が受け取る額が8千円というケースもあるという。
また、労働者を個人事業主として登録。社会保険に入れないケースもあるという。
もともと違法労働で成り立つ原発
商業用の原子力発電所で働く労働者は8万人あまりだが、このうち7万5千人が下請け労働者だ。
現場作業を仕切る立場の人で、2次あるいは3次下請け。現場労働者の多くはさらにその下層の4次、5次下請けになる。
福島第一原発でも、東電の社員は1割強。残りはすべて下請け社員だ。ハローワークに出されている求人票を見ると、「学歴不問、年齢不問、応募資格不問、スキル経験不問」となっており、門戸は非常に広く開かれている。
いったん事故が起きれば、国家的な損害をもたらす施設の従業員に対して、いっさい資格制限を設けておらず、さらに大幅な搾取や違法な待遇で勤労意欲をそいできた。
天災に起因するとはいえ、ホウ酸注入の遅れなど「人災」がなければ東日本一帯がここまで汚染されることはなかったはずだ。

◆西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/256878◆福島第一原子力発電所
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2011/2011-j.html