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ツタンカーメン王の呪いは検査キットで避けられる？
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- ツタンカーメン王の呪いは検査キットで避けられる？
2011年8月7日 12:00
ヨーロッパ人男性の過半数はファラオの親戚
スイスのゲノム解析会社iGENEZはこのほど、ヨーロッパ人男性の半数以上がツタンカーメン王と同じ遺伝子を持つ、と発表した。この遺伝子を持つ確率は、英国人男性で最大7割、スペイン人男性で7割、フランス人男性で6割にのぼるという。
人の持つ染色体のうち、男性だけが持つY染色体に注目して解析した結果として発表された。
この遺伝子グループの人類は9500年前、コーカサス地方に住んでいたとされる。どのようなルートをたどってエジプトまでたどり着いたのか、知られていない。
研究発表は検査キット販売のため？
ただ同じく遺伝子を研究する研究者の間からは、今回の発表を「非科学的」と疑問視する声も高い。研究の一部に参加したドイツの科学者は
「悪名高く病弱な少年王と共通の祖先がいることを望む人は、研究発表の内容を割り引いて考えるべき。iGENEAは単に自分たちの商品である遺伝子検査キットを売りたいので、このような発表を行っただけ」
と切り捨てました。iGENEAは現在、現在生存するツタンカーメン王の最も近い親戚を探しており、遺伝子マーカーが完全一致すれば、無料で追加のDNA鑑定が受けられるなどの特典がある。
親戚筋と判明すれば、エジプト観光で羽目を外しても、ファラオの呪いを避けられるかもしれない。
◆LIVE SCIENCE
http://www.livescience.com/15388-discovery-channel-tutankhamen-dna.html
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