太陽光発電の性能を保険会社が保証
福島第一原発事故以来の電力不足から人気が高まっている太陽光発電だが、期待通りの発電ができるのか、不安視する声もある。
昭和シェル石油株式会社の子会社として、太陽光発電事業を手がけるソーラーフロンティアは7月28日、ミュンヘン再保険(ドイツ)から性能保証を受けた、と発表した。
特に大規模な施設を導入した場合、十分な太陽光が得られないと、金銭的なロスが大きい。ミュンヘン再保険が提供するサービスはメーカー保証を保証して、こういったリスクをカバーするもの。
長期間保証するメーカーのリスクを緩和することで、メーカーはより積極展開しやすくなる。
再保険で2つの安心感
今回ミュンヘン再保険が保証に対する再保険を引き受けたことで、導入を検討している投資家には2つの安心感がもたらされる。
一つは引き受けにあたってミュンヘン再保険が慎重に検証を行っているので、製品性能が高いものと考えられること。
もう一つは20年にわたる長期保証を再保険会社が引き受けているため、もし期待通りの発電量が得られなかった場合には保証してもらえる、という安心感だ。
再生可能エネルギーの導入にあたって、一つのモデルケースになるかもしれない。

◆ソーラーフロンティア
http://www.solar-frontier.com/jp/