孫正義氏、不公平感に怒り
携帯電話大手キャリア、ソフトバンクは28日に四半期決算の説明会を行った。代表社長の孫正義氏が出席。質疑の内容が注目された。
民主党政権が検討している携帯電話の電波利用料アップについて質問が及ぶと、孫社長は
「一番電波を使っているテレビ局やラジオ局などに課税すべき」
と語り、携帯を標的とする増税案に不満感を示した。
定額サービスがなくなる?
また現在スマートフォンユーザーの大半が利用しているデータ通信の定額サービスについて、これを見直す時期が来るのでは、と語った。
現状は上位2%のユーザーが回線の40%を専有。上位5%のユーザーが圧倒的過半数を専有しているという。欧米ではすでに見直す動きが出始めており、日本でも遅かれ早かれ、定額サービスを見直す時期が来る、と語った。
スマートフォンユーザーには、定額サービスを前提に導入した層が多いため、見直しとなれば、ビジネスに与える影響も大きい。
◆ソフトバンク株式会社
http://www.softbank.co.jp/ja/◆IT PRO
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110728/363026/