日本コカ・コーラ株式会社は、同社の天然水ブランド『い・ろ・は・す』が、2つの海外賞「DuPont Awards for Packaging Innovation」と、「Warc Prize for Asian Strategy」を、同時に受賞したことを発表している。
「DuPont Awards for Packaging Innovation」とは、米国デュポン社主催による、世界中の革新的な包装技術を表彰する、業界の中で最も歴史のあるアワードのひとつ。
今回、同製品は、従来比40%の容器の軽量化を実現したことが、家庭でのゴミの減容化や、リサイクルのための輸送コスト削減につながった点や、容器を“しぼる”という画期的な方法で、消費者にエコ・アクションを啓発できた点などが、評価のポイントとなり、銀賞を受賞した。
「Warc Prize for Asian Strategy」は、2010年12月にWarc社が応募を開始した、“アジアで最も戦略的な考え方”を表彰する賞のこと。マーケティング領域・分野(ディシプリン)に関係なくブランドオーナー(メーカー企業)や、広告代理店の誰もがエントリー可能となっている。今回の受賞では、「日本生まれの天然水を、おいしく飲み、 しぼって(つぶして)、リサイクルする」という、エコ・アクションを提案した、マーケティング戦略やパッケージが高く評価されたとのこと。
水の安全性が問われている今、容器の軽量化やごみの削減など、環境のために安全をないがしろにするわけにはいかない。「安全」であるから「安心」でないところに、現在の日本に突き付けられた深刻さがあるわけだが、前向きにとらえれば、見た目だけではない中身についても、消費者が安心できるような、真の意味での「信頼感」に、提供する側が一歩近付いた現れと願いたい。
日本コカ・コーラ株式会社リリース