高2に次いで高1も再開
厚生労働省は、ワクチンの供給不足により、初回の接種を見合わせていた子宮頸がん予防接種を、高校1年生も7月10日から順次再開を行うと各都道府県衛生主管部局あてに事務連絡を行った。先月の10日から、高校2年生への初回接種が再開されている。
国では昨年11月から、原則として中学1年生から高校1年生を対象とした子宮頸がん予防ワクチンの公費助成を開始した。公費助成を受けて接種者が大幅に増加した結果、ワクチンの供給不足となった。
ワクチンの一定の供給量を確保
同省は今年3月7日に、同ワクチンは3回接種する必要があるため、当面の間、初回接種者への接種を控えるよう求める事務連絡を各都道府県衛生主管部局あてに出していた。
今年6月に、製造販売業者のグラクソ・スミスクライン株式会社から、予防ワクチン「サーバリックス」の一定の供給量が確保できることを確認がとれたとして、中断の影響により初回の接種が受けられなかった現在の高校2年生を対象に初回接種を再開した。
その他の初回接種の待機者については、必要な供給量のワクチンの確保できることを確認できたのちに、改めて通知を行うということである。
グラクソ・スミスクライン株式会社では、子宮頸がんの情報サイトを開設している。6月30日、同サイトの「子宮頸がん予防ワクチン供給問題に関するQ&A」に情報が追加された。同ページでは、ワクチンの供給問題に関する疑問が分かりやすく解説してある。
しきゅうのお知らせ グラクソ・スミスクライン
http://allwomen.jp/index2.html