コメはもう食べられない?
19日朝に放送されたフジテレビの「とくダネ」の中で、取材に応えている福島県の農家がJAくまもとのロゴが入った米袋を使用している映像が偶然映り、物議を醸している。
ネット上では、「産地偽装」という声や「米袋を再利用することがある」とする声が飛びかっているが、真偽のほどは定かではない。
産地偽装の可能性
問題のシーンでは、福島県の男性農家にインタビューが行われている。初老の男性がトラックに積み込んでいる米袋には、いずれも「くまもとのお米 JAあまくさ」というロゴがはっきり確認できる。
各地のコメはセシウムなどについて調査を行い、基準値以下のものだけが流通している、とされる。
ただこの基準値が世界的に見て非難を受ける高レベルであることなどから、西日本や四国九州で収穫されたコメしか食べない、といった選択を行う人は少なくない。
マスコミなどではこういった「産地の選択」についても「風評被害」と呼んでいるが、偽装が明らかになれば、これも無意味ということになる。
その結果生じるのは、コメ離れだろう。ネット上にもすでに同画像を見て「パン食に変えるしかない」とする声がある。
米袋の使い回し説もあるが
今回の件について、米袋を使い回すことがある、とする情報がある。一方、検印済みの他県JAの米袋が堂々と販売されている、という情報もある。
福島などのいわゆる「コメどころで」、熊本の中古米袋が再利用されている可能性について、善意に解釈するのは容易ではない。
原発報道を巡っては、ほとんどのマスコミに不信感を持つ人が多い中、公正中立な機関による徹底的な調査が行われない限り、今回の「情報」がもたらすダメージは根深く残るだろう。
◆ハムスター速報
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