トレンドマイクロ株式会社は、国内のインターネットユーザを対象に実施したソーシャルネットワークサービス(以下、SNS)利用に関するWebアンケート調査を実施し、その結果を公表した。
対象は、12歳以上の国内インターネットユーザで、有効回答数は、618名。アンケート実施時期は、2011年6月28日から6月30日となっている。
調査は、「twitter」、「mixi」、「facebook」などのSNS利用中に受け取るメッセージ内に含まれるURLのセキュリティ意識について行われた。
調査結果によると、「直接会ったりする友人・知人のメッセージであれば、特に気にせずクリックする」ことには、「同意する・やや同意する(78.4%)」、「同意しない・やや同意しない(21.6%)」との結果となった。
また、「オンラインのみの友人・知人であっても、特に気にせずクリックする」ことには、「同意する・やや同意する(47.1%)」、「同意しない・やや同意しない(52.9%)」となっている。
一方、「誰からのメッセージであっても、警戒してクリックしない」ことには、「同意する・やや同意する(33.8%)」、「同意しない・やや同意しない(66.2%)」となっており、「特に気にせずクリックする」ことには、「同意する・やや同意する(16.7%)」、「同意しない・やや同意しない(83.3%)」との結果と併せると、SNS上でも警戒心を抱いているユーザーが少なくないことが見受けられる。
メッセージ内のリンクをクリックしない割合が3割強で、不用心にクリックする割合が16%強という調査結果は、SNSユーザーがインターネットを利用するのに「慣れて」いる印象を受ける。登録しているユーザーからしても、相手もある程度のマナーを理解しているとの認識があることで、「仲間」や「同志」を無条件に信用してしまう傾向もあるようだ。
現代は、「友だち」の多い時代。しかしながら、リスクの回避や対処は自分自身であることも忘れずに。
トレンドマイクロ株式会社リリース