10月の電気・ガス料金値上げ
30日、全国の電力・都市ガス会社が10月分の料金値上げを発表した。電力10社、都市ガス大手4社のうち、値上げを行わなかったのは、北海道電力のみ。
一般的な家庭の場合、東電で78円、東京ガスで94円程度の値上げとなる。
発電に使用する原油、液化天然ガス、石炭などの国際価格が高騰したせい。輸入価格上昇分は自動的に価格に転嫁できることになっている。
今後も上がり続ける?
10月の電気・ガス料金は5月~7月の燃料価格を基準に決められる。9月分は4月~6月が基準となる。
前期に比べ、原油は0.5%下落したが、石炭は2.0%上昇した。また液化天然ガスが6.2%上昇したことから、都市ガス大手の値上げ率が高くなっている。
今後の見通しは不透明だが、原油価格の下落を受け、翌月には各社料金にばらつきが出るのでは、という予想もある。
液化天然ガスは高水準で推移しており、これから寒くなるにつれ、ガス料金の負担が懸念される。
◆東京電力
平成23年10月分電気料金の燃料費調整についてhttp://www.tepco.co.jp/cc/press/11083006-j.html◆東京ガス
原料費調整制度に基づく平成23年10月検針分のガス料金についてhttp://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20110830-01.html