複数の研究家が巨大地震を懸念
3月11日におきた東日本大震災は海溝型地震だった。押し合っていた海底プレートと陸のプレートの境界面が破壊され起きた。結果周辺の地殻にかかる力が変化、現在も東日本全体で地震が多発している。また地震後、九州の霧島連山の新燃岳の噴火が再び活発化しているという。
現在複数の研究家が南海大地震、三連動地震(東海、中部、南海大地震)、小田原沖地震、火山噴火の可能性を懸念している。
昭和三陸クラスの三陸地震が懸念される
京都大防災研究所の遠田晋次准教授は、巨大地震が東日本大震災から早ければ1か月以内に再来する危険があると警告している。
現在、海底プレート内部で引っ張られる力が強くなっており、これが次の巨大地震をひきおこす原因になるという。
京都大防災研究所遠田晋次准教授
現在、海底プレート内部で引っ張られる力が強くなっている。これは1896年におきた明治三陸地震の37年後に昭和三陸地震がおきた原因だった。昭和三陸クラスの三陸地震が懸念される。
南海大地震、三連動地震(東海、中部、南海大地震)、小田原沖地震を懸念する専門家もいる。
以下、ノンフィクション作家広瀬隆氏の「ニュースの深層」での解説。
広瀬隆氏
1923年9月。1853年2月。1782年5月。1704年。1632年4月。1560年3月。小田原沖地震は平均73年周期でおきている。前回おきたのは1923年9月1日の関東大震災(震源は小田原沖)。73年周期で考えると1998年におきる計算だった。要因は前回の関東大震災で大きく力が解放されたからだろう。駿河湾はフィリピン海プレートの上にある。太平洋プレートが今の勢いで地底に向かって進むと駿河湾で直下型地震がおきる可能性がある。
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110414-OYT1T00112.htm?from=tw