ドイツにも多数存在する英王位継承権保有者
英王室のロイヤルウェディングに注目が集まっているが、今回結婚するウィリアム王子は英国王位継承権第二位である。
4月27日付のウォール・ストリート・ジャーナル電子版では、同じく王位継承権を持つ人物として、ドイツの女性を取り上げた。
ドイツの病院でセラピストとして働くカリン・ボゲルさん(38)はれっきとした王位継承権保有者だという。慢性的な痛みに苦しむ高齢者を相手にドイツ東部の街で働く女性だ。
ただしその順位は4973位。実はドイツには、彼女のような王位継承権保有者が多数いる。
1701年に定められた英王位継承法によって王位継承権者に定められたソフィア王女がドイツの名門ハノーヴァー家の血を引くためだ。
王位継承権の対象として、カソリック教徒が排除される宗教的な背景もあり、現在までこのソフィア王女の末裔が継承者の大勢を占めている。
Buckingham Palace / jimmyharris 王宮嫌いの継承権保有者
同紙の取材によると、カリン・ボゲルさんは王宮が嫌いだという。「暗く冷たい」イメージがあるといい、2001年、生涯で一度だけイギリスを訪れた際も、バッキンガム宮殿を観光コースから外している。
英政府・英王室は認めていない?
この王位継承権だが、英王室のサイトには38位までしか掲載されていない。それ以下の継承権については触れていないのだ。
ちなみに38位はレディ・ガブリエラ・ウィンザー。クラブやレイヴが好きと公言し、マドンナと離婚したことで有名な映画監督、ガイ・リッチー氏と写真を撮られたこともある。
著:ハッピーライフエンド編集長 谷垣吉彦◆ハノーヴァー家 wiki