目の健康相談を受け付けるサイト
眼科医などでつくる団体「ヘルシーサイトコンソーシアム」が、東日本大震災の被災者や被災地で復旧活動をする人たちを対象にして、目に関連した相談をメールで受け付ける専用サイト「避難生活における目の健康Q&A」を開設した。
地震や津波の被害で、眼鏡やコンタクトレンズを破損・紛失した被災者は数多い。また、代替え品が手に入りづらいなどの状況にある被災者も多いのである。
被災者向けに対応策を掲載
被災地で診察を行っている眼科医は、診療所の来院する患者の診察を優先しているため、避難所の多くの被災者を診療することが困難な状況にあるという。
被災地の状況を知った眼科医から、被災地に協力をしたいという声が高まり、井上眼科病院(東京都千代田区)の井上賢治理事長(43)が中心となって、専用サイトを開設する運びとなった。
同サイトでは、避難生活による目の健康への影響とその対応策としてメガネやコンタクトレンズに関するQ&Aの他に、目の健康に関連した「避難所の暗さ」「栄養の偏り」「精神的ショック」など、井上理事長が監修したQ&Aが掲載されている。
同サイトには、避難所での生活が長くなった被災者らから、目と健康に関する相談が被災者から複数寄せられている。寄せられた質問には、眼科医がそれぞれ回答を行っている。今後も、被災者からの相談は同サイトで受け付け、回答を行っていく。
避難生活における目の健康Q&A(PDF)
http://www.healthysight.jp/pdf/q_a_hisai.pdfヘルシーサイトコンソーシアム
http://www.healthysight.jp/