綜合警備保障株式会社(ALSOK)が、3月9日から11日まで、別居している65歳以上の母親か父親がいる全国の男女631人(男性338人、女性293人)に対して、親子のコミュニケーションに関する調査を行った。主に調査結果は以下の通りだ。
親との連絡方法
親との連絡方法は、「直接会う」(68.5%)、「自宅の固定電話」(58.6%)、「携帯電話」(57.7%)が大きな比重を占めた。頻度は、「月1,2回」が34.7%で一番多かった。「週1回以上連絡する人は、女性が47.8%、男性が28.4%と、女性の方が頻繁に連絡を取っている事が判った。
親への贈り物—特に「母の日のプレゼント」
親にプレゼントする頻度は、平均で年に2.4回。全体の67.5%が毎年欠かさずプレゼントをしており、特に「母の日のプレゼント」をする人は7割と、もっとも多かった。その背景には、全体の47.5%が何らかの形で親を頼りにしており、中でも「精神面」で頼っている人が67.3%にも上っている事実がある。特に女性は73.1%が頼りにしている。子供の世話についても2割のひとが親に頼っていた。こうした事から、プレゼントが親とのコミュニケーションを円滑にする手段となっているようである。
別居する親への心配
別居する親への心配を感じたことがある人は、76.9%。不安の内容は、「健康状態」(65.3%)、「認知症の発症」(30.7%)「防犯・防災」(29.0%)が多かった。遠くから親のことを心配している子供の姿が浮き彫りになっている。しかし、親の身に何かあった時に、自分が駈けつけられず、助けを求める相手は「親戚」(57.4%)、「近所の人」(26.0%)が多いものの、誰にも頼めない人が13.6%もいた。
さて、母の日も近づいてきた。今年はどんなプレゼントをしようかと、今、多くの人々が考えあぐねていることだろう。
綜合警備保障株式会社(ALSOK)