グルーポンが7月にも仙台進出
クーポン共同購入サイト大手であるグルーポン・ジャパンは、仙台市内に顧客の問い合わせに対応するコールセンターを7月にも開設することを決めた。同社は東日本大震災前に進出を予定していたが、震災後計画は白紙に。しかし被災後雇用が大幅に減ったことを受けて、被災地支援のためにもと進出を再決定した。
仙台市によると、震災後に民間企業が仙台進出を果たすのは初めてだという。
雇用という観点からの復興支援
グルーポンは当初4月にコールセンターの開業を予定していたが、開設準備に時間がかかるため3ヶ月延期することに。コールセンターでは、仙台市周辺でまず80人を雇用するという。ハローワークを通じて求人情報を避難所に張り出し、被災者に応募を呼び掛ける予定だ。
震災後、仙台進出を検討していた企業から辞退の相談が相次いでいる中で、“グルーポンの仙台進出は、企業誘致にも繋がる”と伊藤敬幹副市長は期待をのぞかせている。
グルーポンでは、就職内定を取り消され2011年4月以降の就職が困難な新卒者への対応も行われている。震災の影響により入社内定の取り消しを受けた2011年新卒者を支援するため、2011年4月7日 (木) から5月31日まで、該当者を対象に採用募集開始することも決まっており、雇用という観点からの復興支援にも注目が集まりそうだ。
仙台市公式ウェブサイト
http://www.city.sendai.jp/グルーポン
http://www.groupon.jp/