ツイッターが復興支援に一役買う
宮城県柴田町の障害者就労施設が、東京都にあるNPO法人の協力のもと復興に向けて動き始めている。そこにはツイッターやブログなどのデジタルコミュニケーションの活用があった。
在庫しているラー油で工賃を
「社会福祉法人はらから福祉会」(宮城県柴田町)は、一般就労が困難な障害者が働くための授産施設を運営、豆腐を中心としたオリジナル食品の製造・販売をしている。
今回の東日本大震災で被災し、工場等が破壊されるなど大きな被害を受けたため、障害者への工賃支払いが危ぶまれていた。そこでNPO法人「経済活動支援チーム」(東京都千代田区)が支援に動いた。
震災前に製造され在庫として抱えている「食べるラー油」を現金化して障害者の工賃を作ろうと、ツイッターで購入の呼びかけを開始。すると、この話が多くのつぶやきを通じて瞬く間に広がった。
そのほか、ブログ、フェイスブック、メールというデジタルのコミュニケーションや多くの人々の支援によって、38,000個(950万円分)あった在庫はわずか2週間で完売した。
一番の支援・・・それはその地域企業の商品・製品の購入
現在、はらから福祉会では「食べるラー油」などの製造を再開している。今月30日には東京都町田市で、被災からの復興に向けた
「被災者支援 東北大物産展」に出店を予定している。このような状況だからこそ、イベントの開催に足を運ぶことが何よりの復興支援になるのではないだろうか。
社会福祉法人はらから福祉会特定非営利活動法人 経済活動支援チーム - NPO EAST