Googleは、東日本大震災の関連情報を集約した特設サイト「Google Crisis Response」にて、動物の消息情報を検索・登録することができる『アニマルファインダー』を公開した。
パーソンファインダーの技術を応用
『アニマルファインダー』は、被災した動物たちの消息情報を、検索ならびに登録することができる無料のサービスだ。本サービスには、被災した人の安否確認が行える「パーソンファインダー」の技術が応用されているのだ。
動物を探している人は、その動物の種類や特徴などを入力して情報を検索することができる。地域や毛色、識別器具などによる絞り込みも可能だが、消息情報として登録されていない情報は検索できないので注意が必要だ。
動物の消息情報を登録する場合、飼い主および、保護している/見かけた/情報を持っているなど、双方の立場から利用できる。
基本情報(種類/種別/性別)、記録の情報源(新情報/二次情報)、動物を探している人へのメッセージ、動物を保護している人への連絡の可否、そして写真の添付は必須となる。この他にも、発見(失踪)場所や詳細な特徴なども任意での入力が可能だ。
なお、登録したデータはすべて公開され、誰でも表示・使用できる状態となる。また、消息データは、直接ユーザが『アニマルファインダー』に入力した情報のほか、公開された情報その他の情報源に基づいて入力された情報が含まれている場合がある。
Editor's eyes
今回の震災では、数多くの動物たちも人間同様に被災した。けれども、話すことができない彼らは、人間よりも苦しい立場にあると言える。最新のテクノロジーが、彼らとパートナーを再びめぐり合わせるきっかけになることを期待したい。
Google Crisis Responseアニマルファインダー