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2024年11月23日(土)
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京大今中助教が試算、飯館村の土壌は「チェルノブイリ強制移住基準値」以上

京大今中助教が試算、飯館村の土壌は「チェルノブイリ強制移住基準値」以上

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汚染レベルは「チェルノブイリ強制移住」以上
3月28日、京都大原子炉実験所の今中哲二助教授が東京電力福島第1原発事故にともなう土壌汚染についての試算をまとめた。これによると、福島県飯館村の汚染レベルはチェルノブイリ原発事故時の強制移住の基準値を超えているという。

京都大原子炉実験所今中哲二助教授
原発の状況が分からず被災地各自の事情もあるが、避難を考えた方がいいレベルの汚染。ヨウ素やセシウム以外の放射性物質も調べる必要がある。
国は原発周辺の放射性物質を詳細に調べて分析し、ただちにデータを公開すべき。

地図

福島原発
飯館村の土壌中のセシウムは通常の1600倍以上
文部科学省が3月20日行なった福島県飯館村の土壌調査では、1kgの土壌から放射性ヨウ素が1170000Bq、放射性セシウムが163000Bq、1kgの雑草から放射性ヨウ素が2540000Bq、放射性セシウムが2650000Bqが検出された。土壌中のセシウムは通常の1600倍以上だった。

今中助教は、土壌のセシウムで汚染の程度を評価した。汚染土を表面2センチの土と仮定すると1平方メートル当たり3260000Bqで、これは1986年のチェルノブイリ原発事故の強制移住基準1480000Bqの2倍超、1990年にベラルーシが決めた強制移住基準555000Bqの約6倍だという。

飯館村は原発から北西約40kmにある村。今中教授は今後飯館村でヨウ素やセシウム以外の放射性物質も調査する方針。

外部リンク

京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110328000068
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