宇多田、呼びかける
震災後、すぐに自ら献血に訪れた宇多田ヒカルが、Twitter上で献血について触れている。
「血液には保存期間があるから、みんなで一気にやるよりも時間差で献血できるといいみたい!」3月15日
連日報道される被災地の惨状に心を痛め、「せめて出来ることを」との思いから、多くの人が献血に訪れている。地震直後には、受付け開始わずか5分で当日の受付けを締め切った献血ルームもあった。
だが、一点だけ注意したい。
献血はなるべく分散して
全国の献血業務を担う日本赤十字社(日赤)は、ホームページで次のように呼びかけている。
血液製剤は有効期限があることから、一時的に献血者が集中すると、期限切れが発生し、医療機関への安定供給に支障をきたす恐れがあります。(3月13日)
今回の震災で血液が余るということはないだろう。逆に、相当長期間に渡って多くの血液が必要とされるだろう。しかし、気をつけなければならないのは、
一度献血すると次の献血まで一定期間空けなければならないということだ。
気持ちがあっても、
毎月毎月献血するというわけにはいかないのだ。例えば、400mlの全血献血の場合は、男性は年3回以内と決められている。ぜひ下の表を参照してほしい。
デマにも注意
現在、輸血用血液が不足しているという情報も飛び交っているようだが、この点についても日赤は、ホームページ上の3月20日付のお知らせで、
誤報であると伝えている。
はやる気持ちを少しだけ抑え、善意の輪が途切れることなく、ぜひとも息長く続くようにしたいものだ。

日本赤十字社
献血に関するお知らせ血液製剤の在庫に関する誤った情報について西日本新聞
九州各地の献血ルーム 被災地支援 善意の行列宇多田ヒカルTwitter