米グルーポンが販売した6ドルのチケット、48時間で19万枚販売
共同購入型クーポンサイト大手の米グルーポンが、マシュー・マコノヒーの新作映画『ザ・リンカーン・ロイヤー(原題)/ The Lincoln Lawyer』のプロモーションに一役買っているという。
アメリカのグルーポンで、映画館窓口の値段に関わらず、同映画を6ドル(約480円)で鑑賞できるクーポンを48時間だけ発売し、なんと19万枚を売り上げたことが分かった。日本と違いアメリカでは、時間帯と地域によって映画の値段が大きく上下する。都市部の夜間上映チケット代は15ドル(約1,200円)というところも。そんな背景もあり、今回のグルーポンのクーポンはかなりお得ということで話題となった。
グルーポンとのプロモーションは絶大な効果が
ロサンゼルス・タイムズ紙によれば、グルーポン側から映画チケットの共同購入を呼びかけたメールが送られ、その数は1,000万から1,500万件にものぼった。これだけでも大きな宣伝となったことが分かる。このオファーでは、6ドルと実際の窓口での金額の差額は、映画会社ライオンズ・ゲートとオンラインのチケットサービス会社ファンダンゴが負担することに。
ライオンズ・ゲートは『ザ・リンカーン・ロイヤー』の興行収入について、クーポンの金額ではなく、正規のチケット代で金額を計算すると言及しており、実際の収益よりも高い金額が発表されることになるところにも注目したい。この収益を考慮した共同購入とのプロモーションは、日本でも効果がありそうな方法かもしれない。
The Lincoln Lawyer
http://www.thelincolnlawyermovie.com/