「つる性植物」が人気
「つる性植物」の売り上げが上がっている。現在、ゴーヤ(ニガウリ)は前年比約1.6倍、ヘチマは前年比約2倍、ヒョウタンは前年比約2倍の売り上げ(サカタのタネ社)。市場ではつる性植物の奪い合いが起こっていて、種や苗の品薄状態が続いているという。
「つる性植物」は「緑のカーテン」として日光の遮蔽効果がある。住宅の窓を覆うように植物を繁茂させ太陽光を遮断し室内の温度を下げエアコンの消費電力を抑えようというもの。福島原発事故で省エネが叫ばれるなか、省エネ対策として需要が伸びているものと考えられる。
省エネ対策に効果
5月15日、群馬県みどり市はゴーヤなどの苗の無料配布が行なったが苗に市民が殺到。市役所には5月16〜17日にかけ 「待ったのに手に入らなかった」など市民から苦情電話が殺到した。
5月、6月は「つる性植物」の種まきに適した時期。5月、6月に種をまけば残暑が厳しい9月までに葉も株も十分に茂るので省エネ対策に効果があるという。以下サカタのタネ社員のコメント。
サカタのタネ広報宣伝部・淡野一郎氏
3月25日から4月7日までの売上を見ると、つる性植物の種は前年比131%と大幅にアップした。また、苗も好調で、横浜にある直営店の売り場ではゴーヤやヘチマなどが飛ぶように売れている。4月16日から1カ月間で、ゴーヤが前年比159%、ヘチマが前年比212%、ヒョウタンが前年比198%。
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