大正ロマンとモダンが融合
結婚の喜びと少し切ない少女の胸のうちを描いた詞。「きんらんどんすの帯締めながら、花嫁御寮はなぜ泣くのだろう」この詞には、大正モダンの時代に生まれた少女たちの心が描かれているといわれています。
この時代を代表するモダンな画家といえば、竹久夢二さんですが、彼と人気を二分したのがこの詩の作者である蕗谷虹児さんです。そんな大正時代の叙情的な雰囲気とモダンなセンスが融合された蕗谷さんの作品展「蕗谷虹児展~魅惑のモダニスト~」が6月11日(土)から7月18日(月)までそごう美術館で開催されます。
現代女性にも通じるもの
この作品展では、幼いころから貧しかったうえ、母親は3人の子供を残して他界してしまったということです。その母の思い出が蕗谷さんの作品に大きな影響を与えたようです。
鮮やかな色使いとモダンな作風は、大正ロマンを彷彿させながら、現代女性を思わせる斬新さも持ち合わせています。ですからきっと何か感じるものがあるばすです。大正時代の乙女たちが熱狂した作品に触れてみませんか?
蕗谷虹児展~魅惑のモダニスト~
そごう美術館
045-465-5515
神奈川県横浜市西区高島2-18-1
開催期間/6/11(土)~7/18(月)
開催時間/そごう横浜店の営業時間に準ずる
※最終入場30分前
料金/大人1000円
「蕗谷虹児展~魅惑のモダニスト~」
http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/11/0611_fukiya/index.html