グルーポンとチケット販売会社がタッグを組む
米チケット販売大手チケットマスターとグルーポンの提携が発表されているが、グルーポンはブロードウェイに新たな客を呼び込むことができるのか。
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Sempernovus' photostream]
昨年秋、グルーポンが頭角を現し始めたころ、ブロードウェイのプロデューサーらのあいだでは、共同購入サイトを利用してチケットを販売しようという機運が高まった。しかし、そういった収益獲得モデルは長期間にわたって上演が行われるミュージカルなどには向かないのではないかという意見も聞かれた。
安ければ安い方がよい
実際、「シカゴ」や「アメリカン・イディオット」「ラ・カージュ・オ・フォール」でグルーポンを通して試験的なチケット販売が行われたが、思ったような売れ行きは得られなかったようだ。
昨年秋、「シカゴ」の1階席チケットを$65で提供したが、500枚ほどしか売れずに終わった。その後、「ラ・カージュ・オ・フォール」の2階後方席を$40、バルコニー後方席を$15で販売したところ、1500以上もの売り上げがあった。
共同購入サイトの利用者は価格を重視しているため、安ければ安いほどよく売れるということだ。
お手頃価格チケットで観劇した客が、常連となって正規料金チケットを購入するようになってくれるというメリットもあると、業界では期待する声も上がっている。
Variety:ブロードウェイがグルーポンに注目